ソラ
itukamitaniji

ソラ

何処か遠くへ 行ってしまいたいって時々急に
思うことがあるよ 名前も知らない街だったりね
こんな大きなソラだもの きっとまだ僕の知らない
素敵な僕が 何処かで待っている気がして

大好きな人や物が 急にすごく憎らしくなったり
訳わかんないや そんな自分が嫌いで嫌いで

走ったんだよ そんな思いを振り切るように
そしてすぐにまた 息が切れて立ち止まった


何事も無かったかのように 今日はまた過ぎてゆく
僕は今日と言う一日に 何が残せたんだろうか
見上げたソラの綺麗な蒼 あれはきっとたくさんの
思い出でできている だからいつだって懐かしいでしょう

だけど次の瞬間に 見上げた風景はもう違ってて
自分だけ 置いてけぼりな気分になるけど

歌ったんだよ 何度も僕を見失っても
いつだって誰かに会いたい そんな風に思うんだ
それだけで嬉しいから また明日へ繋ごうと
ソラを見上げながら 今日も僕は歩いたんだ


自由詩 ソラ Copyright itukamitaniji 2011-07-13 23:41:55
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