一日
たもつ
背中が砂漠のように痒い
掻いた手を見ると
爪の間に砂が詰まっている
山高帽の男が笑いながら
建物の扉を閉める
短い一生の
一日がとても長い
自由詩
一日
Copyright
たもつ
2011-07-12 21:02:43
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