さら
十二支蝶
陸のなかにもうとうと被して 毒の針が朱くなるのを待つ
ためつすがめつ 手を合わせ 祈りの中を 穴まで開け放て
岸下を刀を真っ赤にさら長く白くして
聴こえて来る、朝と夜の喧嘩のなき声 ためつすがめつ
手を合わせ 祈りの中を 酸ではなせ
皿に残る こんな志に 肉はあるのか
自由詩
さら
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十二支蝶
2011-06-27 08:15:36