梅雨空の調べ
subaru★

雨暖簾 指で弾けば せせらぎの歌
風暖簾 指で弾けば やわらぎの歌

雲からの弦がピンと背筋を伸ばし
南からの弦が未来に引っ張られる

雨音 風音 音の階段 一気に駆け上がれば
せっかちな真夏が 宴に来ないか?と
扉の前で誘いをかける

まっさらな手帳に 雨水を垂らし
まっさらなページを追い風がめくる
軽快な音が浮き上がり
軽快な未来が聴こえてくる

梅雨が開ける前に
綴ってみないか?
この調べを


自由詩 梅雨空の調べ Copyright subaru★ 2011-06-17 02:15:06
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