あたりまえの朝
小川 葉

 
 
あさめざめると
あたりまえのあさが
おとずれている

しんでしまえば
えいえんにおとずれない
あさだ

べんきょうちゅうのカラスが
けさもなかない

としおいて
ぼけてしまったカラスだけが
ないている

あんなふうにはなりたくない
とおもっても
おとずれてしまうあさだ

あたりまえの
あさだ
 
 


自由詩 あたりまえの朝 Copyright 小川 葉 2011-05-19 23:07:05
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