とある雨のひの印象
mugi



はじらうようにふる雨粒をうすむらさきの傘がやわら
かにうけとめているこの余白は、とおいおもいでの川
をくだるかなしい船、あるいはきりそろえられたまえ
がみ、陽のくれるほうがくをむけば櫛のはのかけるよ
うに肌さむい、あどけないてのひらにむしられた蝶の
はね、そしてたれた乳、






自由詩 とある雨のひの印象 Copyright mugi 2011-05-07 00:19:30
notebook Home 戻る