この世界のどこかで待つ君へ
望月ミサキ

鈍色の空 見上げ
翔びたいって 想ってた
この空の向こうに 君が
居る気がして ただ ただ

窓の向こう 青と白
そこに君が 居るはず なくて

幻想を見つめて 在るはずもない影 追いかけた
理想と現実の違い位 分かってたはずなのに…

薄れて逝く 記憶を
失くしたくない 願ってた
君の居た季節 想うたび
涙が出る ただ ただ...

夜を越えて 逢いに行くよ
そこに君が 居るのなら

幻想を見つめて 確かに在った影 追いかけた
嘘と真実の違い位 分かってたはずだった…

君の笑顔 まだ憶えてる
忘れないよう 心に鍵をかけて

幻想を見つめて 在るはずもない影 追いかけた
目を背けること 逃げること もうやめたはずなのに

この世界のどこかに君が
居る気がして ただ ただ...


自由詩 この世界のどこかで待つ君へ Copyright 望月ミサキ 2011-03-26 18:32:52
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