ある日
番田 

私は見つめた
考えているとき 私は
私の体を世界全体として強く見た
きっと それは 見えない 感覚だ


異国に旅立とう いつも
伸ばしていく 私は この指先だ
語ろう 私のことを
今日も 部屋には 誰もいないけれど


私は窓の中に風景を見たのだ
それは きっと 夕暮れだ
遠ざかっていく 雲として歩かされた
夕暮れの私の世界の幻を





自由詩 ある日 Copyright 番田  2011-03-26 17:45:29
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