グッバイ・ワールド・イズ・マイン。
菊池ナントカ


ぐしゃぐしゃになったり、
家には確かに在るんだけれど見当たらなくなってしまった、
好きな音楽人が表紙や特集の雑誌。
夢は見づらくなっていく。

僕は誰にも必要じゃない。
僕は誰にも必要じゃない。
汚れた脳内と心と云うもの。

世界は僕を置いてきぼりで、きっと僕は世界遺産なんか、ひとっつ!も見ないで死んでいく。

京急電車から広い砂地のグラウンドが見えて、続けて橋を越えて川が見える。
そんな当たり前の事が。
そんな当たり前の事が。

僕は誰にも必要じゃない。
僕は誰にも必要じゃない。
汚れた脳内と心と云うもの。

賞味期限が切れた夢。
もう少し、もう少し、見てもいい?

世界は僕を必要としていないけれど。
誰も待っていないけど。
誰も待っていないけど。

ワールド・イズ・マイン、グッバイ。
新しい気持ちで息をした。


自由詩 グッバイ・ワールド・イズ・マイン。 Copyright 菊池ナントカ 2011-02-27 23:56:48
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