侵蝕
森の猫

じわじわと
あたし

侵蝕されてゆく

言霊にはまった
もうひとりの
あたしに

いいかげんで
みだらで
じこちゅうしんな
・・・

あ・た・し

侵蝕しつくされた
あたしを

みてみたい

外見は変わらないのだろう

いや
瞳のヒカリが
変わるかもしれない

じわじわと
あたし

侵蝕されてゆく

言霊という
深い深い
疑い深い

ものに・・・


自由詩 侵蝕 Copyright 森の猫 2011-01-22 00:38:10
notebook Home 戻る  過去 未来