弦月の下
森の猫

寒い寒い凍った 夜
月も凍っている

こたつにもぐり
ここちよく酔った
あたしは
貴方の肩に
頭をもたれる

互いのキモチを確かめるように
手と手を絡め合い
貴方の手を
胸に押しつける

ドクドクと身体全体が鼓動する


貴方の手は
あたしの芯にとどいていた

名前を呼び合い
寝室にゆくのも
もどかしく

愛し合う
愛し合う

強く
やさしく・・・

なんども
なんども

下弦の三日月が
ふたりを
見守る

冬の夜

ココロも身体も
熱くなり・・・

重なる ふたり


自由詩 弦月の下 Copyright 森の猫 2011-01-17 13:08:54
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