流星群を見上げて
ポー


「いつも笑っていられますよう」
寒さを忘れて ひたすら願っていた

温かさに包まれていた


あれから…小春日和が続き あの温もりが此処に在るような幻想の中にいた


やはり 冬は冬で在り 寒さと虚しさに 疲れが増してゆく


不思議だね


あの空の中には 人がいなかった


足元に在る 道端の小さな花が愛おしく

伝わる懸命な生に 響きを感じ 立ち止まる


見上げてばかりは 似合わないと 知った


瞬く星ではなく 踏み締める大地の大切さに 心を奪われてしまう


人の中に在ってこそ 自分だってね


私は 人で在りたいと願う


自由詩 流星群を見上げて Copyright ポー 2010-12-22 00:42:16
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