祝福
吉岡ペペロ
めぐりながら彼女はじぶんの声を聞いていた
欲しいものはそこにあるのだろうか
ぼくはどきどきしながら周りをうろついた
そこにあるすべてが彼女を祝福していた
それを彼女はたぶん知らない
ぼくは誇らしくっていっそう愛しくなる
めぐりながら彼女はじぶんの声を聞いていた
欲しいものはそこにあるのだろうか
ぼくもじぶんの声が聞こえるのを待った
自由詩
祝福
Copyright
吉岡ペペロ
2010-12-11 15:39:04