おいで
三田九郎

青空の下

陽射しとそよ風は私を抱き

いつもの道に紅葉を敷き詰め ふと

背中を押した

失意も微笑みも同居したわたしを

おいで と呼ぶものたち

退院日、昼下がり

秋の終わり


自由詩 おいで Copyright 三田九郎 2010-12-03 23:23:21
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