忘れられた日の話
番田 

自分の屍の未来を
歌った 私は
街をさまよう
私は かき消されていった


大バーゲンセールの閑古鳥を
たった ひとり
夢すら 持たずに 私は
あなたの声となり さまよった


ビールだけは 高かったんだよね
コーンの味すら なくならされた
私は コンビニエンスの 販売員として
そして 外を行く 機械の姿を 眺めていた


みそしるを 食らった
裏にて ひとり 休まさせられていた
私のものである この願い
未来とは あなたひとりだったんだろう



自由詩 忘れられた日の話 Copyright 番田  2010-11-28 02:36:28
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