今は古い歌を聴いていたら
あの頃の甘ったるい時間を思い出したよ

あんな中には
もう浸れない気がするのは
そういう感情の種明かしを知ってしまったからだろうか

はっきりとは説明できない
専門家でも研究家でもない暇もない

目指すところ定まらず
拘る人を
羨ましいとも滑稽とも思う

他人との違いに
優劣の価値判断の相違

もう
わけわかんない
今こそ悔いなく生きるための時間なのに

けれど明日
目覚めれば確実に私を布団から引き離し
毬栗のような仕事場諸々へと追い立てるんだ

ひとりなのに
ひとりじゃないから

ハングリー？
精神は少し未消化というところだ
ドライでもウエットでもないでも少しドライぎみ

昔から人の真似と指示されて動くことは得意で
影響されやすい傾向にある

あの曲のメロディーと歌詞の中で
甦る映像は
もういらない

私のアンテナにひっかかる新しい曲で
塵を一掃してくれ

息させてくれ
活きさせてくれまた
耳からの麻酔みたいに心と身体