日々の感謝
ヒヤシンス

青い空がどこまでも抜けてゆく。
街路樹の銀杏が仄かに色付いている。
所々が赤茶けた緑の窓枠の大きな窓からぼんやりと外を見てる。
錆び付いた感受性が研ぎ澄まされてゆきそうな気がする。
気持ちの良い午後。
お店の壁に掛けられたトルコ調のプレートと静物が描かれている印象派風の絵に興味を惹かれる時、出かけていた自分の心が戻ってきたようだ。
清々しい気分。
普段は見過ごしてしまう日々のちょっと した出来事で人の心はこれほど幸福になれるのだ。
自惚れてはならない。
感謝、感謝、感謝。


自由詩 日々の感謝 Copyright ヒヤシンス 2010-10-27 14:43:16
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