そら
いてゆう


 空の上に

 飛行機雲が走っていた

 その向こうに

 月が浮かんでいた

 月は三日月が好きだった

 どうしても 靴を脱ぐことができない 月が
 
 空を 東から西に 歩いていく

 星 星 の ざわめきも

 もちろん 雨の日もあるけど・・・

 雨の日は ねむっているかも・・・

 僕は 駐車場の車止めの石の ひとつだったけど

 いつも いつも

 空を見ていた

 そうして 一日が 終わる


自由詩 そら Copyright いてゆう 2010-10-22 00:33:33
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