1011
唐草フウ


天国にいってしまったら
天国から手紙は来ないから
せめてできることだけを
おぼえないとなあ

せいかつは強弱のヴォリュームでいきること
ときには手をぬく
つんのめるほど減り込まないように
ロック’ン ロールとユーモアをわすれずに

せめて命日には
あんまりお供えできなかったけど
だから逆に
こうしてほしいっていう手紙が
ヒラヒラヒラっと
落ちてくればなあ
でもひょっとすると
いつも歩く公園には
たくさん大きな葉っぱが
落ちているから
しかもさも嬉しそうに
落ちているように見えて
くしゃ、くしゃと
ふんで歩くわたしの
満足気をみているのかな
ねえ









自由詩 1011 Copyright 唐草フウ 2010-10-14 02:17:09
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