対岸の島
番田 

会社に行きたくない
平日に 友達を 見つけようとした
平日ではない日にいる この私だ
この私が友達であったとしても


今日もミスタードーナツで恋人の肌を
思いあぐねる 日曜の夜だ しかし
焼酎を吐いた
だけどアイドルとは知らない子と腕を組む
写真は撮影していない
音がしてきた 公園から サンバだ
鳴らしたかった丸太鼓だろう 私の
渡らない 橋を 間近にしよう


そして幕を閉じた橋は無かったのだ
しかし あなたの場所に振り向いた 下は
とても高かった そして ああ
とても高かった いないと 私を 仮定する


帰らない 友達のところに 会いに行こう 
鉄の橋を越えて会いにいこう



自由詩 対岸の島 Copyright 番田  2010-09-18 02:17:59
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