氾濫しかけの河に架かるあの橋のように
吉岡ペペロ

普通の日々がすぎてゆくはずだった

なのにこの河の氾濫はなんなのだろう

明日に架ける橋なんてなかった

あるとすれば

荒れ果てた灰色の

置き去りにされたような橋ぐらいのものだった






自由詩 氾濫しかけの河に架かるあの橋のように Copyright 吉岡ペペロ 2010-09-17 13:02:33
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