文字とコンクリート
番田 

私は本の中で見つけたい
確かな街を見させられた気がする
風のようなものとして
場所なんてもの 何も 夢には無かった


いつだって わからない
何なのかを 見ていた 
これは何故なのだろうかと
見るように 角を 歩いた


谷の角から山へと 
杖をついて 河を目に 越えるのだろう 
砂漠を見ていたのかもしれない
そこに街の色の流れを見るのかもしれない





よくわからない 英語をしゃべって
流れていくのだろう 本には 誰もいなかった


人を風の流れの中で めぐらしていた 
風は 私を読み 流されていた
思いの中で歌おう
その意味が持つ 壁についてを


自由詩 文字とコンクリート Copyright 番田  2010-09-14 03:08:18
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