文字とコンクリート
番田
私は本の中で見つけたい
確かな街を見させられた気がする
風のようなものとして
場所なんてもの 何も 夢には無かった
いつだって わからない
何なのかを 見ていた
これは何故なのだろうかと
見るように 角を 歩いた
谷の角から山へと
杖をついて 河を目に 越えるのだろう
砂漠を見ていたのかもしれない
そこに街の色の流れを見るのかもしれない
*
よくわからない 英語をしゃべって
流れていくのだろう 本には 誰もいなかった
人を風の流れの中で めぐらしていた
風は 私を読み 流されていた
思いの中で歌おう
その意味が持つ 壁についてを