水町綜助

 開かれていない
 扉は
 開けることができる

 予感のうち
 大通りを歩き
 天秤は傾ぐ

 路地か聖性か
 重なる街

 歩行
 ときに白い肉
 指の腹
 青に砂
 忘れてきた
 忘れてきてしまった




自由詩Copyright 水町綜助 2010-09-02 14:54:40
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