転ぶ
はるな
あらがわなければ、
と
おもったときには
もうあらがえない
うしないたくない、
と
おもったときには
もううしなってる
こどものころに
走っていて転ぶとき
ああ転ぶな、
と
転ぶ一瞬まえにわかっていた
それでいて
手をつけなかった
いまも
うしないたくないな
と
思いながら
もうあきらめはついている
自由詩
転ぶ
Copyright
はるな
2010-08-15 01:50:10