僕の自由帳
nonya
真っ白な紙をたくさん束ねた
大きな自由帳をもらった
どんな色を使ってもいいけれど
必ず自分で決めなさいと言われた
罫線もマス目も何もない
分厚い自由帳をもらった
どこへ持っていってもいいけれど
必ず自分で背負いなさいと言われた
何を書けばいいんですかと聞いたら
そんなこと一人で考えなさいと叱られた
僕は端っこに
スミマセンと書いた
書くことが何もないと泣いていたら
それが自由というものですと諭された
僕は端っこに
ユルシテクダサイと書いた
自由詩
僕の自由帳
Copyright
nonya
2010-08-07 16:08:30