石川和広

しまったな、と
まぶたがつぶやいたら乳白色から
とうめいへと移行するビルを
つきやぶって
完全な朝が歩いてきてわたしのからだに
おおいかぶさった
さああ


自由詩Copyright 石川和広 2004-10-15 14:44:25
notebook Home 戻る  過去 未来