明日
わたしは
食べにでます
あなたの知らない
穴場の店へ
いつか
行きたいと思っていて
なかなか行けなかった
まだ開店間もない
トンカツ屋へ

トンカツ屋に入って
先ず感じるのは
他の客の鋭い視線です
その源流にあるのは
きっと
「おまえ、共食いだろうよ」
という声なき声に
ちがいないのです

揚げものは
いつまでたっても
やめられそうにありません
わたしにとって
トンカツは
永遠に
揚げもの界の
大王なんです

12時ちょうどの
ランチタイムに
わたしは
わたしは
ロースカツ定食ライス大盛を
めげることなく
たのみます