眠っていたい
結城 希

眠っていたい。
もう 少し だけ……

目覚めると いつもと同じ。
また、朝を迎えた 自分ニ気ヅク

ご飯を食べて、
歯を磨いて、
顔を洗って、
髪をセットし、
着替えて 出かける。

いつも通りのルーティンワーク。

頭ごなしの上司なんて
調子がいいだけの友人なんて
生計のためだけの仕事なんて
(退屈な日常なんて)
もう、向かい合っていたくない

上手く行かない コミュニケイション
破綻しかけた 人生セッケイ
遠い昔の 夢や希望は
もう、 私の部屋にはいない

朝が来るのが怖くて
私は 眠り続けてる

これが もしも 夢なら、
どうか
誰か
早く、私を起こして


自由詩 眠っていたい Copyright 結城 希 2010-07-02 01:41:04
notebook Home 戻る  過去 未来