パンチとぬるま湯
森の猫

あたしは
きょうも あなたの
匂いのする
あたたかいぬるま湯のような
ベッドの中で
ウトウトと眠った

下腹にくらった
鈍いキミのパンチは
じわじわときいてきて

気がそぞろになってしまう

そのキモチを紛らわせるため
あたしは
あなたの匂いの中で眠る

なつかしい 匂いだ
もう アラミスの香りじゃないけど
睡眠薬にもまけない

キミの書くものを
目にすると
ココロはうずく
まだ まだ・・・

こんな
めちゃくちゃな
あたしを

全部 受けとめてくれる
ぬるま湯

リハビリはいつまで
続くのだろう


自由詩 パンチとぬるま湯 Copyright 森の猫 2010-06-05 17:47:42
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