まなざし
はるな
サイダーは陽射しで
わたしはまなざしに
溶けてからんと音がなる
はずかしいくらいに慾をむきだしにして
蝶々が卵をうみつける
濃い影が床を一周するあいだに
わたしたちは手をつなぐ
みえない、ゆめのように笑う
きみのまなざしがいつもまぶしすぎて
幸福のように
かたちがとれないよ
うちに帰ったら詩をかこう
タイトルはもう決まってる
うんとしあわせなやつがいい
自由詩
まなざし
Copyright
はるな
2010-06-03 22:38:04