いつまでたっても
TAT

 実話です。
 僕は三十歳の男性サラリーマンですが、どうにもこうにも行き場が無いので投稿してみました。
 気が向いた人は『いや、それは違うよ』とか『そう!それで正解!あんたは間違ってない!』とか無責任にレスって貰えると有難いです。普通はこういう場合カノジョとか友達とかを呼び出して適当にあぁだこうだ議論して妥当な箇所に軟着陸して最期の最期は良い気分になって帰宅したりして、よっし!明日もいっちょ生きるか!ってなるのが大人なんでしょうが、生憎自分にはそういった拠り所が無いもんで投稿している次第です。
 今日、自分の勤めるお店の駐車場に暴走族が来ました。大挙して。そして事前に自分の会社には最寄り警察から『これこれこの日に暴走族が行くんで注意してください』と電話がありました。
 夕方前に随分やかましい音がし始めて、案の定ブイブイ言わせて彼等はやってきました。先頭と最後尾をパトカーと覆面に挟まれて。
『何で捕まえないの?』って話なんですが、一定の排気量以下の、車検を受ける必要の無い単車に乗っている限りは、自転車と同じなもんで車扱いされないから不法改造に問われないとか、騒音にしても何デシベル以下ならOKだが何デシベルを超えると『不法な騒音』として検挙されるが、集団でそのレベルを超えても、超えたり戻ったりを繰り返しているから検挙は不可能であるとか、そういう事情らしいです。
 でもね。
 そういうのって茶番じゃないですか?
 実際ブンブン言わせて暴走族がそこを走ってる訳ですよね?
 後で聞いたら表のマイカーゾーンに停めたら分散して余計に混乱するから、とか表に一回停めようとしたら警官とウチの会社の人間に止められたから裏に廻ってきたとか、色々事情があったらしいですが、彼等は僕の詰めている裏手の駐車場に我が物顔でバイクを乗り入れて来ました。
 公正に判断して頂くために一応言っておくと。彼等は『ここに停めないで下さい』とウチの人間が言うと一応どいてました。おぉ分かった、とか言いながら。最期は出したゴミもきっちり集めて帰ってゆきました。店での万引きであるとか、暴行沙汰であるとか、そういった事も別にありませんでした。停車していた時間も数十分程度でした。でもね。
 気が付いたら僕は真っ白になっていて。
 順不同ですが、『ポリこら税金返せ。今返せボケこら』『かかって来い』『いね』『やって欲しかったらいてもうたんど。別にしがみつく程ええ給料もうてへんどコラ』『リーマンなめとんか』『わりゃ何見とんじゃこら』『エンジン切れ』『誰に断って生きとんじゃ。泣かすぞぼけ』といった言葉を叫び散らしていました。
 実話です。
 結局会社の人間に止められて事無きを得ましたが、何だか自分は『嗚呼、俺は奴等と同じガキンチョでしかないなぁ、、』とか『法律しっかりしろよ!警察しっかりしろよ!』とかそんな逡巡がぐるぐるぐるぐる行ったり来たりで、本気でグロッキーです。




 そんな訳で、この今日の出来事についての、意見募集中。


散文(批評随筆小説等) いつまでたっても Copyright TAT 2010-05-30 23:09:58
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