カークコ メン
a

本当に救いようのない人間をすくうことは
なまみの人間では無理なのに
すくおうとしたから無理が出た

それは肉体的に
歯が銀歯になっていたり
息がくさかったり

選民思想に彩られていて
他人を邪魔者あつかいしたりする

下司なのにどうして
毛が生えているのか

あんたは勝手に幸せになったり
正しいことを言って他人をねじふせたり
好きなようにすればいいが
邪魔はしないでほしい
だが存在が邪魔なので
こちらが常に譲歩せねばならない


自由詩 カークコ メン Copyright a 2010-05-13 20:59:06
notebook Home 戻る  過去 未来