踊り狂う
……とある蛙


社会をはみ出し
坊主とやくざ

空(くう)に

般若心経撒き散らし
それ 有り難がたや
有り難がたや
老若男女が踊り狂

え〜どえ〜どの断末魔
江戸八百八町
と言える都心は三区のみ
千代田 中央 台東(?)
変か

忠臣蔵の御修羅場の
本所松坂吉良邸は
ギリギリやっと御朱引内
御府内ではあるが新開地
まして渋谷は片田舎

田舎に集う断末魔
バベルの塔の109
年端もゆかぬ売春婦
欲しい衣装は
腐臭ぷんぷん
ぷんぷんぷん
目のやり場
鼻のやり場に困るもの

その金どこから分捕った。
加齢臭ぷんぷん
テカる親父の禿頭
ホントの親父か……ん親父
働く意味のはき違え
体をはった労働嫌い
でも体張って稼いでる。
悲しみ どこ吹く
どこまでも

万世橋下の泡芥(あわあくた)

自分は教養高いのよ 知らん
意味も分からず勘違い
難しいから仕方なく
いつも意味をすり替えて
自分で概念でっち上げ
他人の非難が精一杯
それでも私は正義の味方
都合が悪けりゃだまってスルー
正義の見方(みかた)は謝らない。

何も出来ない私だけれど
許して下さい死ぬまでは

般若心経ひらひらと
それ有り難がたや
有り難がたや
老若男女が踊り狂う


自由詩 踊り狂う Copyright ……とある蛙 2010-05-12 12:42:13
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