おなか異体

星空をみてた

指で細い線を描いた



流れ星をみた



折れた花の茎のように


頭を垂れた




空が白む頃

帰りそびれた月が

少しだけ

笑ってるみたいだった







青い山脈は後ろ手に


影は長く伸びている







どうしようもなくて



ちょっと泣いた


自由詩 おなか異体 Copyright  2010-05-11 22:03:24
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