プロジェクション
瀬崎 虎彦
かなしみは背景を選ばずに訪れては去ってゆく
行き違う遠い君の記憶も波よりはやく消し去られて
時を刻む音と目に映すことの出来ない未来が
寒々しい部屋の闇に深さを増していくばかりだ
自由詩
プロジェクション
Copyright
瀬崎 虎彦
2010-05-08 14:05:59