lapis lazuli
mizunomadoka
眠れない時計が
明け方を待っている
西を向いて
閉め忘れた
数センチの隙間から
冷たい夜が流れ込んできて
文字盤に触れたのち
硝子の両側で結露する
時刻を不確かに
温度差を埋めながら
自由詩
lapis lazuli
Copyright
mizunomadoka
2010-04-27 03:07:43