8センチ隣でただしく眠ってる、きみに呟く「死のうか」なんて。 どうしても受話器ごしでは無理なのね いっしょに歌う、そんなことすら この夜のふかいとこにきみがいて 浅瀬でひとり、朝焼けを待つ 返事のない手紙を六通書いたなら 焦がさぬようにミルクを煮詰めた あたためたミルクの膜にぶつかって やっぱりひとりと気付く朝四時 なにくわぬ「おはよ」っていう言葉にも しみこんでいる孤独が貧しい