黄色い太陽
高梁サトル


真夜中の公園で素っ裸のオヤジに首輪付けて散歩させてる
あれは昼間お料理教室で一緒だった清楚なあのオンナノコ
マルキ・ド・サドって名前だけは作家気取りの性癖異常者

僕は夕暮れの公園でスモッグ警報を聞きながら深呼吸する
ユージーン・ハッツの埃くさい髭に埋もれる夢を見ながら
指を噛む癖がやまないこと嘆くくらいの薄っぺらなオンナ

この格差どう埋めてくれようかなんて考えるだけ不粋よね



自由詩 黄色い太陽 Copyright 高梁サトル 2010-04-16 22:55:07
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七行詩