宵の秘め事
tomoyan*

揺らいだ現実に 

眼を伏せ

小さく漏れた溜息に

霞かかる上弦の月は


心模様 そのもの



知ることを躊躇【ためら】いながらも

距離を縮めてゆく



今は映らない

その影に



このまま眠りにつこうか


あの温もりを

想い出しながら




自由詩 宵の秘め事 Copyright tomoyan* 2010-04-12 13:00:40
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