体感温度。
あぐり




雨だけが窓をたたきにやってきて 爪をたてて。とうずく腰骨




舌裏の孤独なすじをなぞる朝 きすの終わりはどこにあるの。




羽なんかなくてよかった きみの背に顔をうずめて小さく鳴くから




ぺちゃんこの のどにビー玉詰め込んで きみがついばむための準備







短歌 体感温度。 Copyright あぐり 2010-04-12 12:08:25
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