優しくののしられる夢を毎晩みている

夏草の匂いが瞼に触れたなら
誰かを否定しよう


(今日も律儀にともだちを20人ほど貶してきました
 わたしの夜にまた、
 優しいひとたちがふえて ....
とうさんに教えてもらった花たちを遠くの町でさがしています {引用=


シロナガスクジラの背中にのっかって幸せだった波に夢みる





(さみしくて、さみしくて、ずっとさみしくて、しあわせすぎて、死にたかった)






 ....
いちまいの毛布から抜け出した朝は
月が赤い雲に照らされていた

宛はないのだけれど
ただただ澱む空気から
わたしをひとりにする風を感じたくて歩いた
夜明けの部屋ではひとり
きみが ....
あとだしをするのに負けるきみだから 最初はぐーでちょきを出す恋


気がつけば最初はいつもぱーを出す きみの恋はただしくやさしい


わたしたち最初にぐーを出すわけを 話し合わなきゃな ....
{引用=



さみしさを肯定できる朝だった、誰とも笑える人間だった。




どこまでも飛んでいけたら良いのにと 空にまたがりきみが呟く




隙間から風でも入る家 ....
{引用=


春風ときみの匂いがYシャツに はじけてはぜた朝です (おはよ。)



明け方の郵便受けでぼくを待つ群青の文字「What can I do?」



便利という言 ....
{引用=

お互いの手首に傷をつけあって きみより深い線がしあわせ。


剃刀をあてる瞬間、瞳孔が はじけそうなきみが大好き


誰よりもやさしいきみが溶く赤は 酸素に触れてよごれてい ....
こころにもないことを云うあの人の こころはいったいどこにあるのか 待つことは得意で
この部屋に漂うちいさな粒たちを見つめている

名も知らぬ六等星のような
ささやかな薫りでこの額を満たし
右足の小指が凍り付く夜には
息を吸う度に、
わたしの声帯を傷付け ....
{引用=


きみの吸う 酸素にさえも憎しみを 覚えた朝に鍵をかけます。


珈琲と本と煙草とキスだけで 育ててあげる。( it's happiness .)


純情がいない世界は ....
{引用=


(この花は棘があります) 闇雲に鼓膜をMichaelで埋め立てていく


紫と呼ばれる花の色さえも 赤い絵の具で描こうとしてた


思い出があるとしたならその中で  ....
帰る度 花がふえてるこの家に 娘はいない(むすめはいない) {引用=


8センチ隣でただしく眠ってる、きみに呟く「死のうか」なんて。


どうしても受話器ごしでは無理なのね いっしょに歌う、そんなことすら


この夜のふかいとこにきみがいて ....
わたしは一度だって空を見下ろしたことがなくて

たとえばそんな風に
きみを感じていたいんだ

わたしの瞳に沁みる果てしない色の
その不確かさを
できるかぎり
ながく ながく
 ....
{引用=



ただただ白い部屋で
打ち寄せる雨を聞いている

恋人は壁に向かって立ち、
このキューブに広がる柔らかな影だけがわたしの在りかで。
降り続く水分を
冷えきったグラスに ....
{引用=

よくわからない
そんなよくわからない感情もよくわからない

満ちて満ちて
それだけでいいはずのものが不完全になっている
理由をさがす指先が紫になっている雨の日に
隣人の嬌声 ....
{引用=

チョコレートがきらいです
チョコレートがきらいです
チョコレートがきらいなわたしは
うまくひとをあいせない

チョコレートって見るたびに
それは板チョコでひいんやりしていて ....
{引用=


雨だけが窓をたたきにやってきて 爪をたてて。とうずく腰骨




舌裏の孤独なすじをなぞる朝 きすの終わりはどこにあるの。




羽なんかなくてよかった きみ ....
{引用=

まっしろに結晶化した蜂蜜を ひなたでとかすきみをあいした


{引用=




なぁぼくは受話器で泣いてるきみを抱けん。その泣き声さえも「ほんもん」ちゃうんや。



気の強いきみの受話器が黙るんは なんでかわかるよ、ぼくにはわかる。


 ....
じん じん
蠢いているんだろう
いや、生きている、それ。

わたしのあしにいまだにすみついていたしろへびにあいかわらずなまえはつけてやっていない



ヒューズがとんだ
耳元 ....
こぼしちゃいけないってがまんしているきみの
その眉間のしわが好きなんです
吐息が融解していく夜の海に
降りしきる雨はひそやかな銀

さようならをうまくただしく言おう
そのためにわた ....
{引用=

せかいを美しくみるために
そっとプラグを挿す
あなたが指を動かすたびに
さざなみのように細やかな電流、
わたしの両腕を駆けていく

好きな言葉の感触は
「かん」から始まる ....
{引用=

なんにもないとおもっていたあのころが
いちばん
うしなうことをこわがっていた
わたしの手に
だれかが触れる
小さなやらかい繋がりが
ほしがればほしがるほどとおくなる

 ....
{引用=


うばっていくんだろうとおもっていたんだ
記憶もにおいも痛みも。
酸素さえぼくらは不必要に摂取してしまうのだから
なにかを共有することなんて出来ない



ひとつのせか ....
{引用=

波がひけば
それを追いかけて
靴を濡らさないように
足が冷えないように

事実だけを伝えて
その真ん中にある感情を
単純に「痛い」なんて声高に言わないきみを聡明だと思う
 ....
{引用=

縦にいっぽん白い線のはいったおなかが
すこしずつふくらんでいく春です

わたしの下着が汚れずにいたから
とてもとても不安でした
赤いものを疎ましく思っていたはずが
今はほん ....
{引用=


経血の、色も知らないきみですが こどものれしぴをしってたふしぎ。


{引用=

声高に
きみに言おうか
あいしてるって
それからすごく、痛いんだって

夢の底ではいつも誰かがわらっていた
ふつり、と水泡がわたしの口から漏れていくのだけれども
ここから ....
あぐり(150)
タイトル カテゴリ Point 日付
夏草自由詩5*10/6/20 19:29
とうさんへ短歌8*10/6/20 19:00
See you in your dream.短歌7*10/6/17 12:07
有明自由詩3*10/6/12 21:36
じゃんけん短歌9*10/6/5 22:56
happiness短歌8*10/6/2 22:25
scean短歌13*10/5/25 21:56
かーにばる短歌4*10/5/19 23:46
さがしもの。短歌5*10/5/18 21:49
明星自由詩5*10/5/16 23:11
鳥籠短歌7*10/5/16 21:06
押し花短歌5*10/5/9 13:48
MOTHER短歌6*10/5/4 18:49
ホットミルク短歌12+*10/4/25 20:04
みつめる自由詩4*10/4/25 19:38
ハレーション自由詩4*10/4/22 20:26
ノイズ自由詩3*10/4/16 17:15
ちょこれいと自由詩3*10/4/12 21:31
体感温度。短歌5*10/4/12 12:08
はにー短歌6*10/4/8 23:25
あめのちあめ。短歌9*10/4/8 20:49
こくはつします。自由詩7*10/4/8 11:49
もらす自由詩8*10/4/2 23:19
うつくしくせかいが俯いている自由詩6*10/4/2 22:48
ひとつの景色自由詩7*10/4/1 20:01
そうか、これもきみとのものか。自由詩6*10/4/1 16:31
きこえる自由詩5*10/3/23 21:18
この部屋に海はありません。自由詩8*10/3/18 20:18
れしぴ。短歌8*10/3/15 22:33
きみに届くように自由詩1*10/3/14 14:32

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