香魚
セガール、ご飯ですよ

僕のお尻を洗う業者に三行半をつきつけて
今 君は進むんだろう自ら次なるステージへ
僕のお尻を洗う業者に三行半をつきつけて
今 君は歌うんだろう声高らかに革命のうたを
そしたら僕は明日からアルバイトを探すよ
お尻を洗う業者に雇われたくて悶えるよ
僕が僕自身のお尻を洗って賃金をもらう
それこそが君の理想とする世界のしくみ
だのに世間の連中には分かってもらえない
だから大人になんて僕はなりたくないね
子供のままお尻を洗い続けていたいね
何もかも忘れて一心不乱に洗い続けたいね
そういう僕ってなんだかラスカルみたいだね
君はさながら場末のストリッパーみたいだね
場末のストリッパーの尻を洗ってみたいね
ゴム手袋を着用して永遠に洗い続けたいね


自由詩 香魚 Copyright セガール、ご飯ですよ 2010-04-01 17:30:01
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