忘れたもの
蒲生万寿

自らの居場所を知りたいのなら

ただ詩(うた)を歌え

一つの視点に立ち

高らかに歌え

恐れも

喜びも

嘆きですら

恥じる事なく

ひたすらに歌え

力の限り歌い続けるならば

時折、微笑み返してくれるだろう

無心の歌

無垢の歌

生命なんざ

そこらに有り触れているぞ


自由詩 忘れたもの Copyright 蒲生万寿 2010-03-22 20:36:52
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