はるかな光
kimkim

きみは高らかに産声を上げた
その日がきみの誕生日
柔らかな光に包まれて
きみの姿そのものが、まるで光

きみの声は風のよう
まわりのすべての人たちを
やさしく包み込む風のよう
きみが起こす風は
みんなに笑顔をくれる

きみのしぐさは花のよう
柔らかな光をその身に受けて
力いっぱいに咲く花のよう
きみが咲く姿は
みんなに安らぎをくれる

そんなきみは、まるで光のよう
すべてをやさしく包み込み
みんなに笑顔をくれる
とても不思議な光のよう

僕らは思う
このちいさな光は
かつて僕らが持っていた光
その輝きを忘れてしまった僕らには
きみの光がとてもまぶしく、なつかしい

だから僕らは笑顔を
きみのような無邪気な笑顔を
思い出してしまうんだね

僕らはきみを見つめる
無邪気な笑顔のきみを
ちいさくても確かな光
はるかな光が
今、ここにある


自由詩 はるかな光 Copyright kimkim 2010-03-13 10:02:41
notebook Home 戻る