ひとはみな
みつべえ

ひとはみな
愛の途上でおわる
どうせいつか 
消える身なので
大差ないが
若い死にふれると
おめおめ
夭折もせずに生きのびて
うしろめたい石である
わたしの
古傷がしめやかに疼く


自由詩 ひとはみな Copyright みつべえ 2004-09-29 19:05:32
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