モーイーカフェ
バンブーブンバ


もういいだろう



コーヒーカップを片付けようとした
コーヒーがコーヒーではなくて
モーイーだった
モーイーなんて
くだらなすぎる
だじゃれにもならない
飲み乾してやった
彼女は
空のモーイーカップを
ボーイにわたすところだった
彼女の顔に
牛があるいてる
こちらをふりかえり
モーと呻くのが早いか
モーイーカップは下げられず
彼女が下げられた
眺めてみると
客はみな、モーイー呻いている
両足はすでに
斑点まみれだった
モー動けない
首筋を
こそばゆく這うものがある
ボーイが
小銃かまえて
ニッコリ笑った





自由詩 モーイーカフェ Copyright バンブーブンバ 2004-09-28 10:47:35
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