眠れぬ夜
都志雄
○ 落花生の殻の温もり手のひらにかさりこそりと遠い日の鳴る
○ 寝付かれず旅の光を反芻す日焼けの跡も消えかけるころ
○ 三つ子の眼に土手の緑は果てなくて夢に飛び来るあの日の凧で
短歌
眠れぬ夜
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都志雄
2009-11-17 19:02:53縦