白日
マナ
ワールズエンド
ミニチュアみたいなおうちで
かくばった窓
ふぞろいの靴
あつぬりの白でしあわせの膜をはって
めざめたばかりの女の子は
チェックのスカートに
ちりばめられた星屑をひろってる
星屑のしきつめられた容器が
花のコンロでゆでられて
少女はたくさんの絶望と恋をまぜいれて
だれかの純白を塗りかえた
暦のさからうままに
エデンは自由落下する
欠落したのはまっかなそらで
夜のそまるころには恋をしているの
自由詩
白日
Copyright
マナ
2009-11-06 22:34:31