深夜0時(ミッドナイト)
黒乃 桜
窓の外の猫が言うのさ
ピアスが足りなきゃ 塞いじまえ
一度壊れた おもちゃなんか
次にもそうなるって決まってる
釣り合ってるから動かない
だから珍しい事も起きない
そんな諦め沙汰を引き連れて
バス停に並んでるようなもの
乗車券は如何ほど?
後ろの奴の分も入れて
オレンジ色の道筋なんか
黄色と黒で行き止まり
坂を登れば絶景なんて
ありがちパターンは裏切られる
ミントと夜を過ごし 仲良くされればそうであるほど
眠れなくなっていくんだって
気付いてないから
何とかを混ぜる
さて よく眠れるんだろうか
人形を引き連れ どこそこ行進
さあ 朝日がやってくる前に
この町を変わらないままにするのさ
そんな 深夜0時