AB(なかほど)

しりきれとんぼの君に
まる
いつもあたらしいおもちゃの方を向いて
振り向くこともなく
ぽいと捨てられた君のおもちゃに
まる

おけらの君にまる
最初の意気込みと
投げ出す言い訳の愛しさに
まる
引き返すけれんみと勇気と
かすかな波紋の
まる

終わることはない
ひとまず
しまいこむだけ
やすむだけ
また明日への
まる
こどもたちへの
まる
ころがって
まる
とまって
まる



誰かさんが見つけた
幸せの花匂う頃
北の森では
最後の吐息が
ちっちゃいまるで
おわり

息を吸って
吐く合間にて



 

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自由詩Copyright AB(なかほど) 2004-09-14 16:05:17
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